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2014年6月 4日 (水)

今昔物語 盛りの茄子 ちょっと話が長いのですが

日本料理の西野です。

茄子と言いますと、パッとしないイメージをお持ちの方が多いようで、料理にしても「ご馳走感」に欠けるきらいがあります。逆につね日頃から馴れ親しんだ“日常”の食材・・・

こんな事が言えるのは、ご家庭でしっかりとしたお食事を召し上がっていらっしゃる方々。
昭和の後半生まれの我々世代には、もはや“昔懐かしい”恵まれた“良質な生活スタイル”とも言えるのではないでしょうか。
私は調理人をやっていますので、料理の勉強してゆく中で伝統的料理=古き良き時代の暮らしぶりに触れる機会も多くあり、食文化を中心とした歴史、風俗の伝承も気に留めています。

 一方、反省しなければいけないのは、今の調理人の多くが“走り”、“さきがけ”の食材を追い求め、本来の“季節”からかけ離れた「珍しい物」を使った料理でお客様から御代を頂くる傾向があるという事。
(言い訳ですが、それを求めるお客様もいらっしゃるので・・・商売人としては、営業努力というか、そういったご要望に応えざるを得ない、といった側面もあります。)

今回の「今昔物語」というお昼のお膳は季節の盛りの物、もっとも滋味豊かな食材を使って、良き時代の庶民が日常食として頂いていた健康的で良質な料理をお届けしたい、と色々な事を反省して作りました。

今月お出しする今昔物語は“茄子の丸煮”
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茄子の丸煮を主菜にし、芋がらの炊いた物、馬鈴薯と夏大根のお浸し、カンパチの炙りなどで脇を固め、食事には旬の新生姜を炊き込みにしました。

一度お召し上がりになってください。お気に召すと思います。


こちらのお昼の品書きをご覧くださると私の料理を多少なりとご理解いただけると思います。


お待ちしております。

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