春は貝 浅利の小鍋仕立て
日本料理の西野です。
料理のアイデアを探っていると、時々故池波正太郎先生の作品に目を通します。
今月は先生の作品に出てくる「浅利の小鍋仕立て」を再現してみました。
池波先生の作品にでてくる料理は昭和の初め頃の庶民の味、近所の魚屋、豆腐屋、八百屋さんから調達した食材で手軽に作った料理が多く、懐かしさを感じます。
もう春本番、時には夏の装いと気温の変化も激しく、体調に気を付けていらっしゃる方も多いと思います。
「浅利と豆腐の小鍋仕立て」は初鰹、芋がらと油揚げの炊き合わせなどと牛蒡ご飯でお膳を組んでおります。
カロリー控えめですし、野菜、根菜類を多く召し上がって頂けます。
健康に気をつけていらっしゃる方に最適かと思い作っております。
5月のお昼は、ナメコおろしととろろの蕎麦、親子丼、瀬戸内の幸を盛り込んだ宝楽焼きなどご用意しております。
どうぞ、五月の昼品書きをご覧ください。