味噌だれで食す“牛鍋”なるもの、旨し!
ご無沙汰しております、日本料理の福田です。
12月のお昼に“すき焼き”のルーツとも呼ばれている“牛鍋”をお出ししています。
幕末から明治の初め頃、醤油味の“すき焼き”が庶民(と言っても一部の上流階級?)の味になる前段階のお料理。
その当時、関東では港横浜が牛肉食の本場だったそうで、甘辛の味噌だれで牛と豆腐、野菜などをグツグツと煮み、煮えた端から頂いていました。
こちらが仕上がり、牛の脂と味噌の相性が思いのほか良く、ご飯がすすみます。
豆腐にも味噌味が良い塩梅に染み込んでいます。
熱々の牛鍋、美味しいですよ。
是非、お召し上がりください。
12月のお昼は「鱈ちりと鶏五目ごはん」「銀鱈の西京焼き」「カレーうどん」などご用意しております。詳細はこちらをご覧ください。
≪ご参考まで:食の歴史≫
1865年(元治2年)江戸幕府公設の牛場 横浜に開設
1867年(慶応3年)外国人の居留地が横浜に誕生・・・牛肉を消費する
1871年(明治4年)仮名垣魯文の著、『安愚楽鍋(副題:牛屋雑談)』に文明開化の代表的風情として“牛鍋”登場、この頃から醤油味の“すき焼き”と混在し始める
« カレーうどん 大人気です | トップページ | 今日から“年末感謝メニュー”始まります ~29日まで »
「料理長より」カテゴリの記事
- 国産牛100%のハンバーグステーキ 今月は赤ワインのソースで(2022.04.19)
- 桜エビと春キャベツのペペロンチーノ ランチにご用意(2022.04.12)
- 銘柄牛ステーキディナーのお肉は宮崎の”霧峰牛フィレ肉150g”(2022.04.14)
- お昼の”牛鍋”山菜と一緒に召し上がり頂きます(2022.04.06)
- 春の料理、桜鯛にホワイトアスパラ(2022.04.05)
最近のコメント