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2015年12月22日 (火)

味噌だれで食す“牛鍋”なるもの、旨し! 

ご無沙汰しております、日本料理の福田です。

12月のお昼に“すき焼き”のルーツとも呼ばれている“牛鍋”をお出ししています。
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幕末から明治の初め頃、醤油味の“すき焼き”が庶民(と言っても一部の上流階級?)の味になる前段階のお料理。

その当時、関東では港横浜が牛肉食の本場だったそうで、甘辛の味噌だれで牛と豆腐、野菜などをグツグツと煮み、煮えた端から頂いていました。

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こちらが仕上がり、牛の脂と味噌の相性が思いのほか良く、ご飯がすすみます。

豆腐にも味噌味が良い塩梅に染み込んでいます。

熱々の牛鍋、美味しいですよ。

是非、お召し上がりください。

12月のお昼は「鱈ちりと鶏五目ごはん」「銀鱈の西京焼き」「カレーうどん」などご用意しております。詳細はこちらをご覧ください。

≪ご参考まで:食の歴史≫
1865年(元治2年)江戸幕府公設の牛場 横浜に開設
1867年(慶応3年)外国人の居留地が横浜に誕生・・・牛肉を消費する
1871年(明治4年)仮名垣魯文の著、『安愚楽鍋(副題:牛屋雑談)』に文明開化の代表的風情として“牛鍋”登場、この頃から醤油味の“すき焼き”と混在し始める

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