コンチネンタルダイニングの徳永です。
私、九州の福岡は飯塚の出。
九州は博多の水炊き、大分の鶏てん、別府の地獄蒸、鹿児島は鶏(けい)はん、そして今月のヒルズランチでご紹介する宮崎の“チキン南蛮”と鶏料理のパラダイス。
このチキン南蛮、“チキン”と名前が付いているように比較的新しい戦後生まれの鶏料理です。
しかし今では全国にその名を轟かせて“水炊き”と並んで誰もが知る鶏料理となっております。

では歴史のトリビア「チキン南蛮誕生ヒストリー」
大ざっぱに言うと、鶏の空揚げ ⇒ 鶏空揚の南蛮漬け ⇒ チキン南蛮
(・・・大ざっぱ過ぎて理解不能と言われると思い、チキン南蛮の変化の歴史を説明します。)
そもそもチキン南蛮のベースは“鶏の空揚げ”、これは九州人の大好物。
特に大分の中津エリアは専門店も多く、そこから大分全域、福岡、佐賀にも拡大し「九州からあげグランプリ」なるイベントまで現れるほど。
チキン南蛮は・・・小魚の空揚げを唐辛子、酢の甘酢に漬ける「南蛮漬け」のたれを鶏の唐揚にかけたところ、美味しかったと言う「賄い料理」発祥説も、その頃は「鶏唐揚の南蛮漬け」と言う名前だったそうです。
その料理をベースに宮崎のとある洋食屋さんが海老フライなどに使っていた“タルタルソース”を添えて賄いで食べてみたら『こりゃ旨い!』となり、“チキン南蛮”という洋+和のおしゃれな名前でお店で出したとろ大ヒット。
あっという間に市内だけでなく県内の飲食店に広まり、勢い衰えずに九州全域をチキン南蛮の勢力が被いつくした、のだそうです。
今や全国区の宮崎発の鶏料理、出来立て熱々の美味しい”チキン南蛮”今日お昼に如何でしょう。
その他にシーフードドリア、スパゲティミートソースなど気軽なメニューもご用意しております。
どうぞ11月のランチメニューをごらんください。